CACCIANEMICI

   Sasso Marconi  3.3 ha   biodynamica  nature
 カッチャネミチは、ボローニャ生まれのボローニャ育ちの3人の友人の夢から生まれたナチュラルワインナリーです。レストラン業界や農業食品関連の会社で働き、その後、養蜂家として旅をして、自然なブドウ栽培に情熱を持つようになったアントニオは、エミリア・ロマーニャやプーリアで活躍している友人で醸造家のワルター、そして同じく友人のジョヴァンニとの3人で、サッソ・マルコーニにある畑とセラーを借りて2020年1月にカッチャネミチを設立しました。3人とも植物や動物と密接に繋がった田舎の環境で家族と一緒に暮らし、自然と農業への深い愛情を持っていました。必然的に地元ボローニャで自然に栽培したブドウから自然な方法で造ったボローニャのナチュラルワイン造ること。そして、持続可能な農業を行うためにビオディナミでブドウを栽培することに決めました。カッチャネミチでは、情熱とビオディナミによる生物多様性への尊重によって、自然な味わいというオーセンティックで純粋な特徴を備えた、地元ボローニャの土地の物語を語ってくれる表現力豊かなナチュラルワインを造っています。
 

URSA

ウルサ
IGT Emilia Vino Bianco Frizzante
グレケット・ジェンティーレ100%
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗してからソフトに圧搾。フリーランジューズのみをステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造。ブドウ果汁の一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存しておきます。一次発酵が終わったワインをボトリングする際に、この冷却保存しておいたマストを添加して、瓶内二次発酵を行います。ブドウ果汁以外の糖分や酵母などの添加は一切ありません。また濾過もデゴルジュマンも行わないため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。亜硫酸は瓶詰め時に必要最低限のみ添加。2021ヴィンテージの収穫日は8/21と8/26。総生産量4,000本。2022年11月時点のSO2トータルは38mg /l。アルコール度数は12度。
 URSAウルサとは古代ラテン語でクマを意味する言葉です。中世のボローニャで何代にも亘って浮き沈みを繰り返してきた貴族のCACCIANEMICI カッチャネミチのシンボルがクマであったことからこのように命名しました。 

   
 

ZENZA

ゼンザ
IGT Emilia Barbera Frizzante
バルベーラ100%
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗してソフトに圧搾。フリーランジューズのみをステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させます。醸造添加物は一切加えずに醸造。ブドウ果汁の一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存しておきます。一次発酵が終わったワインをボトリングする際に、この冷却保存しておいたマストを添加して、瓶内二次発酵を行います。しかし、ブドウ果汁以外の糖分や酵母などの添加は一切ありません。また濾過もデゴルジュマンも行わないため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。亜硫酸は瓶詰め時に必要最低限のみ添加。2021ヴィンテージの収穫日は9/3。総生産量5,200本。2022年11月時点のSO2トータルは31mg /l。アルコール度数は12度。 
ZENZAゼンザとは、地元ボローニャでよく使われる個人の名前です。 

   
 

RUGGIA

ルージャ
IGT Emilia Bianco
グレケット・ジェンティーレ50%、ピコリット30%、ピノ・グリージョ10%、ピノ・ビアンコ10%
 
ブドウは手摘みで収穫し、グレケット・ジェンティーレとピノ・ビアンコはダイレクト・プレス、ピノ・グリージョとピコリットは完全に除梗して圧搾。全ての品種をブレンドしてステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵を行う。醸造添加物は一切加えずに醸造。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで熟成させて無清澄・無濾過で瓶詰め。亜硫酸は瓶詰め時に限り必要最低限のみ添加。2021ヴィンテージの収穫日は全ての品種が9/7。総生産量3,000本。2022年11月時点のSO2トータルは47mg /l。アルコール度数は13度。
RUGGIAルージャは、地元の方言で「一緒にいる。楽しむ。友達と一緒にグループを作る。」といったことを表す言葉です。このワインを、友達と一緒に気軽に楽しんで欲しいとの想いからこのように命名されました。 

   
 

OLOS

オロス
IGT Emilia Rosso
カベルネ・ソーヴィニヨン60%、カルメネール40%
 
手摘みで収穫したブドウをステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。全房比率は15%。発酵の段階から2品種をブレンドして醸造。醸造添加物は一切加えずに醸造する。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで熟成させ、無清澄・無濾過で瓶詰め。亜硫酸は瓶詰め時に限り必要最低限のみ添加。2021ヴィンテージの収穫日はカルメネールが9/14、カベルネ・ソーヴィニョンが9/15総生産量4,000本。2022年11月時点のSO2トータルは36mg /l。アルコール度数は13度。
OLOSオロスとは哲学用語の『全体論(ホーリズム)』を味する言葉です。ホーリズムとは、あるもの全体は、それの部分の算術的総和以上のものである、とする考えのことです。全体を部分や要素に還元することはできない、すなわち、部分部分をバラバラに理解していても全体を理解することはできない、という考え方です。ビオディナミやブドウ栽培にも同じことが言えるため、このように命名されました。