LES GAUCHERS
レ・ゴーシェは、セドリック・フルーリーは2017年にロワールのコトー・デュ・ヴァンドモワにドメーヌを設立したナチュラルワインのドメーヌです。セドリックはパリの学生時代に、ジャン・ピエール・ロビノのレストラン、ランジュヴァンで叔父がシェフをしていたため頻繁に通ってナチュラルワイン好きになりました。その後、クロ・テュ・ブッフのティエリーピュズラやラ・グラップリのルノー・ゲティエの下で収穫や醸造を経験しました。本格的にナチュラルワイン造りに携わりたいと考え、2017年に地元に小さな畑を購入して、僅か1樽から自身のワイン造りをスタートしました。レ・ゴーシとはフランス語で『左利きの人達』という意味です。セドリックも彼の娘も左利きのため、このように命名したのだそうです。 ビオディナミの手法を取り入れたセドリックのワインはとても活力があり、明るくさわやかで、同時に正確さを備えた味わいです。
Le Club
ル・クラブ
Vin de France
品種:ピノ・ドニス80%、シュナン・ブラン20%
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、2品種を一緒にグラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。メトッド・アンセストラルで、アルコール発酵が完全に終了していないワインを、残糖を残して無清澄・無濾過で瓶詰めし、瓶内で完全にアルコール発酵を終了させる。ピュピトルで最低12ヶ月寝かせ、ア・ラ・ヴォレでデゴルジュマン。ドザージュはゼロ。
現行ロットは2024ヴィンテージ。収穫日はピノー・ドニスが10/7、シュナン・ブランが10/12。総生産量1,460本。アルコール度数は12度。2025年5月時点のSO2トータルは14mg/l。ガス圧4.9気圧。
*今回のロットは2024年でドメーヌ造ることができた唯一のキュヴェだそうです。
キュヴェ名のル・クラブとは、ドメーヌのセラーの隣人達たちに対するオマージュから名付けたそうです。彼らから多くのサポートや励ましを受けているため彼らの集まりを「クラブ」と称して、愛着を感じているため、このキュヴェの名前にしたそうです。
L'Herbe Tendre
レルブ・タンドル 2022(サンク・ピエ)
Vin de France
品種:シュナン・ブラン100%
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵を行う。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で33ヶ月熟成。無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して自然に2025年7月10日に瓶詰め。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日は9/7と9/21(ヴァンダンジュ・タルディーヴや貴腐ブドウは含まれていません)。総生産量7,700本。アルコール度数は12.5度。2025年10月時点のSO2トータルは12mg/l
『レルブ・タンドル』とはフランス語で「柔らかい草」という意味。フランスの歌手セルジュ・ゲーンズブルグがミッシェル・シモンと一緒に歌った歌のタイトルから命名されました。エチケットのデザインは、花瓶から出ている女性達の足を表しているそうです。
Vents Contraires
ヴォン・コントレール
Vin de France
品種:ガメィ・ボージョレ2/3(2022年収穫1/2、2023年収穫ブドウ1/2)、ガメィ・ド・ショードネィ1/3(2023年収穫ブドウ100%)
2022年収穫のガメィ・ボージョレは全房でグラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。2023年収穫のガメィ・ボージョレも全房でグラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。2023年のブドウのマセラシオンの期間に2022年のガメィ・ボージョレのワインをタンクに入れてアッサンブラージュ。引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。2023年のガメィ・ド・ショードネィはダイレクト・プレスしてグラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。全て醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。瓶詰め前に2つのロットをブレンドして、無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰め。収穫日はガメィ・ボージョレの2023年は9月18~19日。2022年が9月6日。ガメィ・ド・ショードネィが2023年9月9日。総生産量6,000本。アルコール度数は12.5度。2026年5月時点のSO2トータルは22mg/l
*キュヴェの名前の『Les Vents Contrairesヴォン・コントレ-ル』とはフランス語で「逆風」という意味です。実際、このキュヴェの醸造には長い時間がかかり、特に困難を極めましたが、あらゆる困難を乗り越え、ガメイのブドウは力強く成長し、ヴォン・コントレールが誕生しました。
L’Appel du Large
ラペル・デュ・ラルジュ 2023
Vin de France
品種:ピノー・ドニス100%
手摘みで収穫したブドウを100%全房で、グラスウールのタンクで野生酵母のみで自発的にアルコ-ル発酵を行う。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。マセラシオンは足による櫂入れと小さなバケツを使ったピジャージュのみでソフトに抽出。圧搾後、引き続きタンクで自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で11ヶ月熟成。無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰め。 現行ロットは2023ヴィンテージ。収穫日は9/19, 9/20, 9/25, 9/29, 10/2。総生産量6,000本。アルコール度数は12.5度。2025年5月時点のSO2トータルは13mg/l
『L’Appel du Largeラペル・デュ・ラルジュ』とは、フランス語で「海の呼び声」という意味。フランスの詩人シャルル・ボードレールが、放浪する旅人を描いた詩のタイトルでもある。セドリック・フルーリーが、ヴィニュロンになる前、国際NGOの仕事で世界各国を旅していたことから、ワインの名前にしたそうです。
L’Albatros
ラルバトロス 2023
Vin de France
品種:ピノー・ドニス1/3、コー1/3、カベルネ・フラン1/3
品種毎別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウを100%全房で、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵を行う。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。マセラシオンは足による櫂入れと小さなバケツを使ったピジャージュのみでソフトに抽出。圧搾後、3品種をブレンドして引き続きグラスウールのタンクで自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で11ヶ月熟成。無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰め。現行ロットは2023ヴィンテージ。収穫日はコーが9/25。ピノー・ドニスとフランが 10/3。総生産量5,300本。アルコール度数は12.5度。2025年5月時点のSO2トータルは18mg/l
キュヴェ名のラルバトロスは、空を飛ぶ姿は雄大だが地上へ降りると大きな翼が邪魔で上手く歩けないアホウドリ(アルバトロスはフランス語でアホウドリの意味)…俗世を上手く渡っていけない詩人の心を表現した詩が印象的な美しい曲だそうです。
L'Herbe Extra Tendre
レルブ・エクストラ・タンドル
Vin de France
品種:シュナン・ブラン100%
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、バリック(新樽は用いない)で野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。引き続きバリックで自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で60ヶ月熟成。無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して2024年の春に瓶詰め。現行ロットは2018ヴィンテージ。収穫日は10/15。(過熟したヴァンダンジュ・タルディーヴのブドウ100%で、貴腐ブドウは含まれていません)。総生産量800本(500mlボトル)。アルコール度数は12.5度。2023年12月時点のSO2トータルは10mg/l
極甘口のワインは、残糖が多く、二次発酵を避けるために、濾過したり、SO2を加えたり、あるいは湯煎にかけたりすることがありますが、ドメーヌのこの甘口キュヴェは、清澄も濾過もSO2添加も湯煎がけも一切していません。温度12度の石灰岩の天然セラーで、静かに時間を掛けて樽で5年熟成させることによって、発酵が完全に終了して野生酵母の活動が終わったと判断し、今年瓶詰めしてリリースすることにしたそうです。