Hélène Charbaut

  Bisseuil  bio natural grower
シャンパーニュに新たな女性グローワーがデビューしました。グランド・ヴァレのマルイユ・シュール・アイに本拠を置くエレーヌ・シャルボーです。1992年生まれのエレーヌは、実家のシャンパーニュとは別に、自身の名義で3種類のシャンパーニュを醸造して、2024年にデビューしました。エレーヌが目指したのは、家業のスタイルとは全く異なる、ビスイユのリュー・ディに焦点を当てた樽発酵・樽熟成の現代的なナチュラル・シャパーニュでした。デビューヴィンテージから人気が爆発しているエレーヌのシャンパーニュは、既にデンマ-ク、イタリア、ドイツ、スイス、スペイン、英国、アメリカなどに輸出されています。エレーヌの知名度を高めているもう1つの理由は、実は彼女がアドリアン・ルノワールの妻であることです。普段はアドリンと二人の子供とともにヴェルジーに住み、実家のドメーヌに通ってワイン造りをしています。オーロール・カサノヴァなど女性グローワーが増える中、また新世代の女性グローワーが登場しました。
 

La Charbauterie

ラ・シャルボートゥリ(V22)
AOC Champagne
品種:シャルドネ34%、ピノ・ノワール33%、ムニエ33%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。自然に清澄を行った後、品種毎別々に野生酵母で樽発酵・樽熟成(新樽は用いない)。発酵は終了後、引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。2022ヴィンテージは9月上旬の収穫。現行ロットは2023年6月23日ティラージュ。2024年11月15日デゴルジュマン。ドザージュ・ゼロのブリュット・ナチュール。総生産量4,103本。アルコール度数12度。2024年11月時点のSO2トータルは36mg/l。ガス圧は5.8気圧。
『Charbauterieシャルボートゥリ』とは、エレーヌの家族の苗字の「Charbautシャルボー」に、フランス語で「パーティ」や「お祭り」といった意味合いを含む 「erieエリ」という語尾の言葉を結び付けたものです。エントリー・キュヴェとして、友人や家族と共に気軽に楽しんで欲しいと想いからこのように命名したそうです。

 
 

Les Pinailleuses

レ・ピナイユーズ 2021
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。自然に清澄を行った後、野生酵母で樽発酵・樽熟成(新樽は用いない)。発酵は終了後、引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュとドザージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。2021年の収穫は9月下旬。2022年6月22日ティラージュ。2024年11月15日デゴルジュマン。ドザージュは2.5g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量3,500本。アルコール度数12度。2024年11月時点のSO2トータルは38mg/l。ガス圧は5.7気圧。
『Pinailleusesピナイユーズ』とは、ピノ・ノワールに、フランス語で「細部にこだわる人」という意味の「ailleusesアユーズ」という言葉を結び付けたものです。このキュヴェが細部にこだわって厳選したピノ・ノワールがら造られたため、このように命名したそうです。

 
 

La Crayère

ラ・クレイエール 2021
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。自然に清澄を行った後、リュー・ディ毎別々に野生酵母で樽発酵・樽熟成(新樽は用いない)。発酵は終了後、引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。ティラージュの前にアッサンブラージュ。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。2021年の収穫は9月下旬。2022年6月22日ティラージュ。2024年11月15日デゴルジュマン。ドザージュ・ゼロのブリュット・ナチュール。総生産量1,329本。アルコール度数12度。2024年11月時点のSO2トータルは39mg/l。ガス圧は5.2気圧。
『La Crayèreラ・クレイエール』とは、フランス語で『白亜』を意味します。このキュヴェに使われるブドウが由来するリュー・ディの土壌が白亜のテロワールであることから、このように命名されました。