I Mandorli

  
Toscana Suvereto  4ha   biodynamica  nature
イ・マンドルリは2008ヴィンテージからワイン造りをスタートしたスヴェレートの小さなワイナリーです。トゥア・リータなど、他のスヴェレートのワイナリーの殆どは、村の旧市街の南に広がる斜面に集まっています。しかし、イ・マンドルリのあるベルヴェデーレ地区は、旧市街のある丘陵よりもさらに高い北側の海抜300mの丘陵に位置しています。畑は、ブドウを植樹する前は地中海灌木が自生していた場所で、今まで全く肥料や農薬で汚染されたことがありませんでした。このため、土は全く汚れがなく純粋で、数十万年前に地球に存在していた微生物が今も土壌に含まれていると考えられます。その畑は、設立当初からビオディナミで耕作されていて、冷涼感を備えた驚くほどのエレガントさがワインに反映されているのが大きな特徴です。
   

Cabernet Franc

イ・マンドルリ カベルネ・フラン
IGT Toscana
カベルネ・フラン100%
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップのタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2~3週間の果皮浸漬の後、750Lの大樽で12ヶ月熟成。さらに130LのTavaタヴァ社製のアンフォラ(低い温度で焼いて造ったもので、通気性が多少ある。)で8ヶ月熟成させた後、無清澄・無濾過で瓶詰め。さらにカンティーナのセラーで12ヶ月熟成させてからリリース。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2021ヴィンテージは9/23, 28に収穫。総生産量1,166本。2023年10月時点のSO2トータルは50mg/l。アルコール度数は14度。

  
   

Sangiovese

イ・マンドルリ サンジョヴェーゼ
IGT Toscana
サンジョヴェーゼ100%
*2016ヴィンテージまでは畑名のVigna alla Sugheraを名乗っていましたが、ワイン名にVignaを付けることが禁止されているため品種名に変更されました。
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップの発酵層で野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2~3週間の果皮浸漬の後、2500リットルの大樽で10~12ヶ月熟成。さらにセメントタンクで6~8ヶ月熟成させた後、無清澄・無濾過で瓶詰め。さらにセラーで最低12ヶ月熟成させてからリリース。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2020ヴィンテージは、9/17, 20, 29に収穫。総生産量5,460本。2023年10月時点のSO2トータルは26mg/l。アルコール度数は14.5度。

  
    

Cabernet Sauvignon

イ・マンドルリ カベルネ・ソーヴィニヨン
IGT Toscana
カベルネ・ソーヴィニョン100%
*2016ヴィンテージまでは畑名のVigna al Mareを名乗っていましたが、ワイン名にVignaを付けることが禁止されているため品種名に変更されました。
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップの発酵層で野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2~3週間の果皮浸漬の後、25ヘクトリットルの大樽で10~12ヶ月熟成。さらにセメントタンクで6~8ヶ月熟成させた後、無清澄・無濾過で瓶詰め。さらにカンティーナのセラーで最低12ヶ月熟成させてからリリース。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2020ヴィンテージは9/18, 25, 26に収穫。総生産量2,400本。2023年10月時点のSO2トータルは45mg/l。アルコール度数は14.5度。

  
    

I Mandorli rosso

イ・マンドルリ ロッソ
VINO ROSSO
サンジョヴェーゼ85%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、カベルネ・フラン5%
ドメーヌのサンジョヴェーゼとカベルネのブレンドによるイ・マンドルリの赤のエントリー・キュヴェ
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップのタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2~3週間の果皮浸漬の後、25ヘクトリットルの大樽で8~12ヶ月熟成。発酵は品種毎別々に行い、マロ発酵後にブレンドとして、一緒に熟成させる。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2022ヴィンテージの収穫日はサンジョヴェーゼが9/8と9/13、カベルネ・ソーヴィニョンが9/20、カベルネ・フランが9/21。総生産量5,300本。2023年10月時点のSO2トータルは38mg/l。アルコール度数は13度。

  
   

Aleato

アレアト
VINO ROSATO
アレアティコ50%、サンジョヴェーゼ50%(辛口ロゼ)
 
ブドウは手摘みで収穫し、アレアティコは3日間セレーションした後、サンジョヴェーゼはマセレーションをせず直接圧搾をして、別々に発酵。発酵はセメントタンクで野生酵母のみで自発的に実施。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。温度管理も一切行わない。アルコール発酵後、2品種をブレンドして熟成させた後、収穫翌年の初夏に無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2022ヴィンテージは、アレアティコが8/23、サンジョヴェーゼが8/24に収穫。総生産量は800本。2023年10月時点のSO2トータルは38mg/l。アルコール度数は12.5度。
キュヴェ名のAleato アレアトとは、品種名であるALEATICOアレアティコと、イタリア語で「ランダム」や「偶然性」を意味するALEATORIOアレアトリオという単語を掛け合わせたものです。ジャズのようなランダム性と即興的なアイデアから生まれたワインです。

  

    

Vermentino

イ・マンドルリ ヴェルメンティーノ
VINO BIANCO
ヴェルメンティーノ100%
 
手摘みで収穫したブドウを、手作業で除梗して、アンフォラで野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。マセレーションの期間は4か月。その後、マロラクティック発酵と熟成を行い、収穫翌年の初夏に無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。アンフォラはトレンティーノにあるタヴァ社製のアンフォラを使用。
2022ヴィンテージは9/25, 26, 30に収穫。総生産量は1,000本。2023年10月時点のSO2トータルは42mg/l。アルコール度数は12.5度。

  
   

Zino

ジノ
VINO BIANCO 
モスカート・ディ・アレッサンドリア100%(辛口白)
 
パンテッレリア島の畑で手摘みで収穫したブドウは保冷車でスヴェレートまで運ばれて、イ・マンドルリの醸造所で醸造。4日間スキンコンタクトした後、圧搾し、セメントタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。その後、アンフォラに移して熟成。収穫翌年の初夏に無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2022ヴィンテージは、8/26, 27に収穫。総生産量は1,000本。2023年10月時点のSO2トータルは42mg/l。アルコール度数は11.5度。
キュヴェ名のZINOジノはギリシャ神話のゼウスに由来しています。ワインの瞑想的な味わいが「ゼウスからの贈り物」を感じさせてくれることからインスピレーションを受けて命名。