MAISON PATURE

シャンパーニュの新世代グローワーの大きなうねりは、今や偉大なコート・デ・ブランのシャルドネの聖地アヴィーズにも押し寄せています。メゾン・パチュールは、今年27才になるマテオと、26才になるエリアンという、Z世代の従兄弟二人によって2023年に創設されたドメーヌです。古くからワイン文化が人々のDNAに深く根付いているこの村で『アヴィーズの子供』として育った二人は、幼い頃から自分達のルーツであるコート・デ・ブランのテロワールをワインに封じ込めたいという強い想いと情熱、そして自らのドメーヌを創設するという夢を抱き、未来を見据えて成長してきました。そして2023年、遂にこの夢が現実のものとなったのです。 ドメーヌとしての初収穫は2023年で、そのリリースはまだ先になることから、今回は、二人が継承した両親と祖母が醸造・熟成したキュヴェに、ドメーヌとしての現代的ニュアンスを付け加えたバックヴィンテージのキュヴェがリリースされました。
Premiers pas
プルミエ・パ
AOC Champagne GC
品種:シャルドネ100%
現行ロットのブレンド比率:ベースワイン(2018年)70%、リザーブワイン30%
手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾し、タンクで発酵。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。その後、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュして、二次発酵とマチュラション・シュール・リー。
現行ロットは2019年4月にティラージュ。2023年12月にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は44ヶ月。ドザージュ3g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量2,000本。アルコール度数は12度。2024年7月時点のSO2トータルは37mg/l。ガス圧は5.7気圧。
フランス語で『最初の一歩』を意味するプルミエ・パと名付けられたキュヴェ。

La Marysa
ラ・マリサ
AOC Champagne GC
品種:シャルドネ100%
手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾し、タンクで発酵。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。22ヶ月の熟成の後、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュして、二次発酵とマチュラション・シュール・リー。2013ヴィンテージは2015年8月1日にティラージュ。2024年8月2日にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は108ヶ月。ドザージュ3g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量500本。アルコール度数は12度。2024年7月時点のSO2トータルは34mg/l。ガス圧は5.8気圧。
マテオとエリアンの祖母であるMarysaマリザが醸造・熟成したキュヴェを二人が継承し、ドメーヌとしての現代的な個性を付け加えたバックヴィンテージのデゴルジュマン・タルディヴのキュヴェ。祖母へのオマージュから祖母の名前をキュヴェ名とした。
*エチケットは、マテオとエリアンの祖母が愛していた帽子をブドウ畑でイメージしたものです。

L’Assemblage de la Marysa
ラッサンブラージュ・ド・ラ・マリサ
AOC Champagne GC
品種:シャルドネ100%
ブレンド比率:2009年50%、2010年50%
手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾し、タンクで発酵。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。熟成後、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュして、二次発酵とマチュラション・シュール・リー。このキュヴェは2011年7月11日にティラージュ。2024年8月24日にデゴルジュマン。マチュラション・シュール・リーの期間は156ヶ月。ドザージュ2g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量500本。アルコール度数は12度。2024年7月時点のSO2トータルは26mg/l。ガス圧は6.1気圧。
このキュヴェユもマテオとエリアンの祖母であるMarysaマリザが醸造・熟成したキュヴェで、二人が継承した後、ドメーヌでストックしていた最も古いキュヴェ。こちらもドメーヌとしての現代的な個性を付け加えたバックヴィンテージのデゴルジュマン・タルディヴのキュヴェ。2009年と2010年のブレンドです。
