Petit Bonhomme

 
  Luberon 1.7ha    biodynamique  nature
これまで南仏のエリアには、他の地域に比べてナチュールの造り手が少なかったのですが、いよいよこの地域にも新たなナチュールの造り手が現れました。馬によるブドウ畑の耕作のプロフェッショナルで、コルシカ島のビオディナミの巨匠、コンテ・アバトゥッチでもセラーマスターを務めていたファビアン・シャナヴァが、2018年に南仏のリュベロンに設立したドメーヌ、“プティ・ボノーム”です。ファビアンが目指しているのは、過度な重たさのない、ピュアで、フレッシュ感とフィネスを備えたジューシーな南仏のナチュラルワインです。初ヴィンテージは2018年。フランスのナチュラルワインショップで引き合いが強く、毎年リリースと同時に完売するほどの人気で、1年待ちでやっと日本への割り当てを頂けました。
   

Acrobate

アクロバット
Vin de France
品種:グルナッシュ・ブラン+グルナッシュ・グリ60%、ヴェルメンティーノ(フランス産)40%
 
手摘みで収穫したブドウを手作業で除梗した後、フィールドブレンドのグルナッシュ・ブランとグルナッシュ・グリはダイレクトプレスして発酵。ヴェルメンティーノは果皮と一緒に発酵。アルコール発酵はグラスウールのタンクで野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に行う。ヴェルメンティーノはアンフュージョンとソフトなピジャージュで10日間のマセラシオン。圧搾後、ステンレスタンクに移してシュール・リーの状態でマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。瓶詰め前にブレンドして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日は全て9/1。アルコール度数12.5度。総生産量2,260本。2023年5月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
『Acrobateアクロバット』とは文字通り「アクロバット=曲芸」の意味です。オレンジワインは、アクロバットな行為と同じで、必ずしも成功するとは限りません。また、必ずしも全ての人が好むような味わいではありません。このようなことから、アクロバットと命名したそうです。

  
   

Pipelettes

ピプレット
Vin de France
品種:グルナッシュ・ノワール47.5%、セリーヌ47.5%、アルフォンス・ラヴァレ5%
 
手摘みで収穫したブドウを手作業で除梗した後、ダイレクトプレスして、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日はグルナッシュ・ノワールとセリーヌが9/4。アルフォンス・ラヴァレが9/8。アルコール度数13.5度。総生産量2,640本。2023年5月時点のSO2トータルは12mg/l。
『Pipelettesピプレット』とはフランス語で「おしゃべりな女性達」という意味です。ファビアンは、ドメーヌのワインを味わった人が笑顔で幸せになってもらいたいと思い、喜びとユーモアのある名前を各キュヴェにつけています。ドメーヌでの初めての収穫の間、ファビアンの妻と義理の姉が、彼の反対の畝でブドウを収穫しながらずっと話し続けていたことから、この名前を考えたそうです。  

  
   

Carrousel

カルーゼル
Vin de France
品種:グルナッシュ・ノワール100%
 
手摘みで収穫したブドウは全房のまま、温度管理を行わずに、グラスウールのタンクで野生酵母のみでマセラシシオン・カルボニック。圧搾後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日9/4は。アルコール度数13.5度。総生産量2,600本。2023年5月時点のSO2トータルは10mg/l。
『Carrouselカルーゼル』とはフランス語で「メリーゴーランド」を意味します。メリーゴーランドには、子供達の笑顔による“新鮮さ”、次々と変わる情景による“複雑さ”、生き生きとした色合いによる“フルーティさ”の3つの要素があります。この特徴がこのキュヴェと合致していることから、カルーゼルと命名したそうです。