Sacy Soure & Frere
ヴェルジー、ヴェルズネー、マイイなどのグラン・クリュの村が広がるグランド・モンターニュ・ノール。ヴェルジーに本拠を置くサシーは、2018年に新しく生まれ変わって誕生した新世代のグローワー・ドメーヌです。姉のヤエルと、弟のジョナタンは2013年に家業に参画。それまでの父のやり方を大転換。栽培ではビオ、ビオディナミ、アグロフォレストリーを導入。そして、現代性とテロワールへのリスペクトを融合した、ナチュラルなスタイルのシャンパーニュ造りへと大きく舵を切ったのです。このような変革を進めた5年後の2018年、二人は満を持して自身のブランドを立ち上げ、2024年に初ヴィンテージを含む6種類のキュヴェがリリースされました。弊社は2024年にドメーヌを訪問。世界各国のインポーターと競い合いながら、なんとか日本へのアロケーションを確保することができました。
Les Chardonnays de Verzy
レ・シャルドネ・ド・ヴェルジー
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
醸造:手摘みで収穫したブドウダイレクト・プレスし、容量228リットルのバリックに入れ、野生酵母で自発的にアルコール発酵。その後、引き続き樽(新樽は全く用いません)で自発的なマロ発酵と熟成を行い、無清澄・無濾過でティラージュ。ティラージュのリキュールには、自家製リキュール(同じ収穫年のヴァンクレールにビオのテンサイ糖を混ぜたもの)使用。SO2は圧搾時に少量添加するのみ。その後は無添加。2022ヴィンテージはクロワ・ド・ロモニエの区画もサン・ベッツの区画も8/31に収穫。2023年6月ティラージュ。2025年4月17日デゴルジュマン。ドザージュは0.8g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量2,000本。アルコール度数12度。2025年6月時点のSO2トータルは27mg/l。ガス圧は6.7気圧。
エチケットについて:1本のブドウ木が、鏡に映る大きな波を見ています。この波は、このキュヴェを通して伝わるエネルギ-、あるいはバトナージュの時のワインの波。または、このキュヴェの味わいに表現されている塩味の波、などと解釈できます。いろいろと想像を巡らせてしてみて下さい。
Les Chardonnays Perchés
レ・シャルドネ・ペルシェ
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
手摘みで収穫したブドウダイレクト・プレスし、容量228リットルのバリックに入れ、野生酵母で自発的にアルコール発酵。その後、引き続き樽(新樽は全く用いません)で自発的なマロ発酵と熟成を行い、無清澄・無濾過でティラージュ。ティラージュはコルクで行い、リキュールには、自家製リキュール使用。SO2は圧搾時もその後も完全に無添加。2022ヴィンテージは9/1に収穫。2023年6月ティラージュ。2025年4月17日デゴルジュマン。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量800本。アルコール度数12度。2025年6月時点のSO2トータルは検出限界値の5mg/l以下。ガス圧は6.2気圧。
エチケットについて:女性が鏡の反対側を発見するという物語です。レ・シャルドネ・ド・ペルシェは、レ・シャルドネ・ド・ヴェルジーのキュヴェと同じシャルドネのキュヴェで、収穫年も醸造法も同じですが、テロワールが異なります。つまり、2つのキュヴェは、鏡を通して表と裏の対になっていると言えます。このため、エチケットには、キュヴェ名の文字が反対に書かれています。Perchésペルシェとは、フランス語で『風変りな、個性的』という意味です。ヴェルジーのシャルドネとは異なるテロワールで栽培された個性的の味わいのシャルドネであることからこのように命名されました。
Les Courtisols du fût (ur)
レ・クルティソル・デュ・フュチュール
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール100%
手摘みで収穫したブドウダイレクト・プレスし、容量228リットルのバリックに入れ、野生酵母で自発的にアルコール発酵。その後、引き続き樽(新樽は全く用いません)で自発的なマロ発酵と熟成を行い、無清澄・無濾過でティラージュ。ティラージュのリキュールには、自家製リキュール使用。SO2は圧搾時に少量添加するのみ。その後は無添加。2020ヴィンテージは8/28に収穫。2021年6月ティラージュ。2024年8月29日デゴルジュマン。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量1,705本。アルコール度数12度。2025年6月時点のSO2トータルは28mg/l以下。ガス圧は6.4気圧。
エチケットについて:1本のブドウ木が鏡の中を見て、将来の自分を見ている姿を描いています。クルティソル・デュ・フュチュールは、サシー・スール・エ・フレールとして手掛けた初めてのキュヴェで、初めてのデザインのエチケットです。1本のブドウ木が、鏡に映るピノ・ノワールのブドウ木(自身)を通して、このブラン・ド・ノワールのキュヴェ、クルティソル・デュ・フュチュールを発見しているという物語です。キュヴェ名について:父の時代に、同じリューディからのブドウをステンレスタンクで醸造したキュヴェを造っていましたが、ヤエルとジョナタンは、キュヴェを現代的な樽発酵・樽熟成へと進化させたため、フランス語で樽を意味する「fût」と、未来を意味する「future」をつなぎ合わせた言葉遊びで、レ・クルティソル・ド・フュチュ-ルと命名されました。
Rosé de Macération
ロゼ・ド・マセラシオン
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール100%
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、ステンレスタンクで果皮とともに48時間マセラシオン。その後、圧搾して、容量228リットルのバリックに入れ、野生酵母で自発的にアルコール発酵。引き続き樽(新樽は全く用いません)で自発的なマロ発酵と熟成を行い、無清澄・無濾過でティラージュ。ティラージュのリキュールには、自家製リキュール(同じ収穫年のヴァンクレールにビオのテンサイ糖を混ぜたもの)使用。SO2は圧搾時に少量添加するのみ。その後は無添加。2020ヴィンテージはレ・ビュセの区画もレ・ビュイソンの区画も8/26に収穫。2021年6月ティラージュ。2024年8月29日デゴルジュマン。ドザージュゼロのブリュット・ナチュール。総生産量1,200本。アルコール度数12度。2025年6月時点のSO2トータルは26mg/l。ガス圧は7.1気圧。
エチケットについて:1本のブドウ木が、鏡を通してピノ・ノワールのマセラシオンがどのように行われるのかを見ているという物語です。エチケットでは、鏡がマセラシオンのタンクに置き替わって表現されています。
La Travers des Courtisols
ル・トラヴェール・デ・クルティソル
AOC Coteaux Champagne
品種:ピノ・ノワール100%
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗し、オープントップのステンレスタンクで野生酵母で自発的にアルコール発酵。マセラシオンはソフトなルモンタージュで10日間。圧搾後、バリックに移し(新樽は全く用いません)自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は9/6。総生産量315本。アルコール度数12度。2025年6月時点のSO2トータルは33mg/l。
エチケットについて:鏡に映っているのは、ヤエルとジョナタンの飼い犬のjoyジョイです。そして、ウサギはこのクルティソルのリューディによく現れるウサギです。クルティソルの畑には、その他の場所とは畝の向きが異なる小区画があります。コトーはこの畝の向きが異なる小区画のブドウから造られます。このため、畝の向きから異なるように鏡が斜めに傾いています。キュヴェ名のル・トラヴェール(フランス語で「斜め」という意味)もそこから来ています。