Silvia Spinelli


 シルヴィア・スピネッリは生物学者をしていましたが、ワイン造りへの情熱からフィレンツェ大学で農学博士号を取得。ボルドーのシャトー・ポンテ・カネで支配人のジャン=ミッシェル・コムとともに働き、ビオディナミや醸造など様々なことを習得しました後、2005年にトスカーナ南部のモンテクッコにワイナリーを設立。二児の母でありながら、一人でワイン造りに挑んでいます。彼女のワインには、ポンテ・カネなどに共通する、過度の介入を避けて、ブドウ本来の姿を表現する自然なスタイルが表現されています。

ビオディナミと取り入れたビオロジック

   
 

PIÙ TANTO

ピウ・タント
IGT Maremma
プニテッロ100%
 
完全に除梗し、アルコール発酵はステンレスタンクで実施。発酵は野生酵母のみで行い、自然に開始される。発酵期間中も温度管理は行わず、自然に発酵を続ける。発酵終了後、水平式圧搾機で圧搾。フリーランワインのみを容量225リットルのバリックに移し、マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は24ヶ月。新樽は用いずに、フランス産オークで。熟成はシュール・リーの状態で行い、定期的に澱引きを施す。瓶詰めの1ヶ月前にステンレスタンクに移して全てのロットをブレンドし、無清澄で瓶詰め。
 

  

   
 

TONDAIA

トンダイア
IGT Toscana
プニテッロ70%、サンジョヴェーゼ30%
 
完全に除梗した後、ステンレスタンクでアルコール発酵を行う。発酵は野生酵母のみを用いて自然に開始させる。発酵期間中も温度管理は行わず、自然な状態で発酵を続ける。発酵期間は約6日間で、この間に1日2~3回のポンピングオーバーを実施。さらに19日間の果皮浸漬を施す。この間は1日1回の櫂入れに留める。発酵終了後、水平式圧搾機で圧搾し、フリーランワインのみを容量225リットルのバリックに移して数ヶ月間寝かせる。その後、プニテッロとサンジョヴェーゼをブレンドし、さらにバリックで熟成を続ける。熟成期間は20ヶ月。新樽は用いず、フランス産オークのミディアムの焼きの樽を併用する。熟成はシュール・リーの状態で行い、定期的に澱引きを施す。無清澄で瓶詰め。
 

  

   
 

sass’alSole

サッサルソーレ
DOC Montecucco
サンジョヴェーゼ100%
 
完全に除梗し、アルコール発酵はステンレスタンクで実施。発酵は野生酵母のみで行い、自然に開始される。発酵期間中も温度管理は行わず、自然に発酵を続ける。発酵終了後、水平式圧搾機で圧搾。フリーランワインのみを容量225リットルのバリックに移し、マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は14ヶ月。新樽は用いずに、フランス産オークで。無清澄で収穫翌々年の夏に瓶詰め。
 

  

   
 

0564 rose

0564 ロゼ
IGT Toscana
サンジョヴェーゼ100%
 
ロゼワイン用のブドウは、赤ワイン向けのブドウよりも10日前後早く収穫。ダイレクトプレスの後、ステンレスタンクでアルコール発酵。ブドウに由来するアロマを保持するため、発酵は12度を超えないように低温でゆっくりと時間をかけて実施。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで収穫翌年の春まで熟成を行い、ごく軽く濾過しで瓶詰め。